INTRODUCTION
1986年にJOE Companyは劇団として旗揚げ致しました。
一時活動休止した後に昨年(2003年)8月、プロデュースユニットとして活動再開。
2度本公演を上演してまいりましたが、今年12月“Another Play”という新たな形態で公演を企画致しました。
これは、本公演の作品とは全く違う世界を創作するためのユニットで、今後2年に1度ぐらいのペースで実験公演を上演していく予定でおります。 JOE Company Another Play 第1弾として、京都アートコンプレックス1928、下北沢『劇』小劇場におきまして「冬冬」という作品を上演致します。

これは、男女合わせて4名の役者陣が総当たりしていく2人芝居で、6編の短篇オムニバスストーリーです。
4名の出演者、元東京キッドブラザーズ、小劇場のパイオニア俳優三浦浩一
「トゥナイト」等のタレント活動を経て、本格派女優へ転身中の岡元あつこ
音楽座「シャボン玉飛んだ宇宙まで飛んだ」の主演等を経て、現在Stepsに在籍のミュージカル女優矢口容子
JOE Companyの主宰でもあり俳優としても活動中の小野寺 丈

1人の俳優が他の3名の俳優とそれぞれ2人芝居をしていくと、1人の俳優は3作品に出演することになります。
その3作ではすべて違う役を演じなければなりません。
俳優がそれぞれその役を全く違う人物に演じ分けられるかどうかが、今回の見所であり、俳優自身の真価が問われる公演となるでしょう。
そして、物語も6編の独立した短篇作品が、それぞれ何処かが関連していて、観終わった後ひとつの大きな作品の風景が浮かび上がってきます。

今まで誰もやったことの無い演劇スタイル。新たな JOE WORLD の幕が開きます。

 STORY
大きなお腹を抱えた主婦とその夫。2人は新婚である。
そして、この家で飼っている出産を間近に控えたお腹の大きなメス犬…
産まれてくる子供と犬達に名前を付けようと思案するが、2人はまったく噛み合わずケンカとなる。

こんな何処にでもありそうな風景から物語が始まる。
実は産まれてくるであろうその人物と犬こそ、すべての物語の鍵を握るのである。
最初の新婚カップルはやがて別れるのだが、2人をむすんでいた“想い”は、
現代・未来・そして遠い未来へと時代を越えて別な形で現われてゆく。

産まれてきた子供と犬に関連する、その時代の他の2人。
そして別な時代の2人の人物達…
6編の物語に登場する合計12人の登場人物。

最初のカップルが解き放った“想い”の答えは、
長い時を経て壮大なドラマの果てに、12人の誰かが持っていた…。
詳細情報

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